身の回りの放射

2023-01-30 08:55:10 文档大全网 [ 字体：小中大 ] [ 阅读： ]

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身の回りの放射線

私たちの身の回りには、宇宙からの放射線をはじめ、大気や土壌、野菜や肉類などの食物など身近なところに放射線を出す放射性物質が含まれています。また、食べ物を食べている私たちの体からも放射線が出ています。Ｑ：日常生活においても、私たちは放射線を受けており、食物にも放射線物質が含まれています。次の中で放射線が出ていいる食物はどれでしょう？①食べパン②干すこんぶ③牛肉全部この他に、牛乳、ほうれん草などからも放射線は出ています。

健康診断や病気の診断、がん治療でも放射線は利用されています。工業分野では、タイヤを強くしたり、飛行機のエンジンの傷の発見などにも放射線が利用されています。日本人は一人当たりの平均で見ると自然界から受ける放射線よりも、医療の際に受ける放射線の量が多くなっています。放射線は、たくさん受けると体に影響を及ぼしますが、少ない量だと影響はありません。

放射線の飛跡は、霧箱という措置を使って目で見る事もできます。では、放射線とはどのようなものでしょうか。すべての物質は原子でできています。放射線物質の原子が不安定な状態になったとき、安定な原子になろうとします。そのときにエネルギーが放出されます。このエネルギーは大きく分けて、高速の粒子と電磁波の形で放出されます。これが放射線です。そして放射線を出す。物質を放射性物質といいます。

放射線はたくさんの種類があり、性質も異なります。主な放射線はα線、β線、γ線、X線、中性子線などです。α線は中性子と陽子がそれぞれ二個ずつのヘリウム原子核と同じです。透過力は弱く紙一枚で止まります。β線はでんしの流れで、透過力は中程度で２，３ｍｍの金属板で止まります。γ線は電磁波で透過力は大きいですが厚い鉛や鉄板で弱められます。医療に用いられているX線もγ線と同じ電磁波の仲間です。中性子線は、伝記を持たない粒子で、透過力が一番強いです。

放射線は、いろいろなジャンルで活躍しています。考古学の分野では、放射線を使って年代などを調べています。国立歴史民俗博物館では、弥生時代早期から前期の土器についた食べ物の焦げや煤などについて、ある放射線を出す元素を利用して調べた結果、紀元前８～９世紀ごろのものとわかりました。Ｑ：土器についた食べ物の焦げや煤を調べるのに利用された放射線を出す元素は、何でしょうか？①三重水素②カリウム４０③炭素１４炭素１４による年代測定により、弥生時代はこれまでの定説より５００年も遡る可能性があることがわかり、韓国から稲作が伝えられたのは紀元前１０世紀まで遡って考えるべきであることが明らかとなりました。また、昔の銅製の鏡や仏像に放射線を透過させて読みにくい文字を読んだりすることにも利用されています。南西諸島では、ゴーやパパイヤ、スイカなどに卵を産み付けるハエがいました。そのために以前はこれらの作物は他の地域への出荷ができませんでした。そこでハエに放射線をあてて不妊化させ、数を次第に減らして駆除することに成功しました。現在では出荷が可能になっています。また、放射線はビニールの強化や滅菌などにも使用されています。

皆さんも身近に放射線が利用されているものを探してみましょう。