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偽満皇宮博物院
偽満皇宮博物院は、長春市の光復路に位置する。
ラストエンペラー愛新覚羅溥儀が、満州国の傀儡皇帝として生活した場所で、面積は12ヘクタールあり、現在は西院が陳列館となっている。
偽皇宮の主な建築は、黄色い瑠璃瓦で覆われた二階建ての小楼と、勤民楼、緝煕楼、同徳殿で、それぞれ風格が異なり、西洋と東洋の折衷様式となっている。
緝煕楼は生活区で、1932年から1945年まで溥儀が住んだ2階の西側には、寝室や書斎、仏堂などが展示されている。
2階の東側は皇后媛容が住んだ場所で、寝室、吸煙室や媛容の蝋人形が展示されている。
1階の東側では、溥儀や皇后、皇妃の生活写真の展示、西側では皇后譚玉齢が住んだ場所の展示が行われている。
勤民楼は溥儀が政務を行った場所で、1階では、日本の植民地時代から東北が解放されるまでの様子を写真と実物資料を用いて紹介している。
2階には、法律や法令を発布したり、外国の使節に接見した御学問所、様々なパーティーが開かれた(糸食)宴場などがある。
そのほか、明治時代以降の日本の陶磁器が展示されている。
陳列館にはほかに、溥儀が皇帝から一般市民に戻るまでを写真や遺留品を用い紹介した従皇帝到公民展覧、食器や日本の昭和天皇から贈られた屏風などの遺物が展示される偽満皇宮遺物展覧などの展覧室がある。 英語名:Palace Museum of the Bogus State of Manzhou
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