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進化するコンビニ
外国語学部 日本語専攻 王奇 201352030116
【あらまし】
【キーワード】コンビニ、進化、機能
1、変わりつつあるコンビニ
コンビニが急速に変わりつつある。色々なものを買える「便利な店」から、色々なことができる「町の拠点」へと進化を遂げている。消費者の「あればいいな」という思いが次々に実現されているのだ。
「セブンイレブン」に代表されるコンビニエンス・ストアを、日本人は「コンビニ」と呼ぶ。食品と日用雑貨品を扱う小型の便利な店、コンビニの起源は1927年、アメリカのテキサス州ダラスと言われる。日本でも1969年には最初の店が誕生していたとされるが、1974年アメリカ型の「セブンイレブン」が登場して以降、大手スーパーマーケットなどが続々とコンビニ業界に参入。現在、フランチャイズ・チェーンだけで約3万8000店が営3400人に1店の割合で分布するコンビニで、日本人は一人当たり年間5万円以上を使っている計算になる。
2、コンビニの便利さ
「コンビニさえあれば安心です。」日本の若者たちは言う。確かにコンビニは年々そのサービスが広げ、「便利」どころか、日本人の生活様式まで変えようとしているようだ。 例えば、店内に設置されているタッチパネル。画面に指で触れることさまざまな商品を買うことができる。コンサート等のチケット、航空券、ホテルの予約、店によってはCD、ビデオ、書籍やコンピューターが購入できて、求人情報を調べて仕事を探すこともできる。
コンビニの基本はお客様の要望に応えることで、こうして欲しいという声にきめ細かく対応するのが、日本のコンビニの特徴かもしれません。
3、コンビニの発展
コンビニの売り上げの約75%を食品が占め、その半分が、毎日配送される、ファストフード及び惣菜や生菓子などの食品である。ハンバーガー店などのファストフードは店内で食べることが前提だが、コンビニのファストフードは持ち帰り、自宅や仕事場で食べることを前提としている。その持ち帰り食品の代表がご飯と数種の料理を詰めた「弁当」と呼ぶランチボックスである。拳大にご飯を握り固めた「おにぎり」も人気がある。これは、中心部に魚や肉、漬け物などが入っているにほん特有の米のサンドイッチで、古くから利用されてきた携帯食が大量生産されるようになったのである。
こういうコンビニが繁華街のみならず、住宅街でも支持されてきたのは、もともと日本人が自宅に大量の食材を蓄えておくという習慣が乏しかったことと関係しているのではないかと考えられる。周囲を海に囲まれている島国日本では、日々新鮮な魚が入手できた。また、農村部からは新鮮な野菜なども続々
と供給されてきた。そのため、米や調味料など長期保存が可能である食材以外は、毎日、その日の分だけを買うという習慣がある。離島では1日分の朝食の食材を、毎日買いに行くことがあるし、地方都市では朝市も珍しくない。アメリカ人は大型スーパーで1週間の食材をまとめ買いすることが多いが、日本人はそれを嫌う。コンビニは「我が家の新鮮な食材庫」としての機能を担って拡大してきたのである。
コンビニはお客さんが育てる。その目覚ましい進化は、そのまま日本人欲求の歴史でもある。
参考文献:「コンビニ業界の現状」
「コンビニの発展過程」
本文来源:https://www.wddqxz.cn/67f7e24351e79b896902265e.html