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日本の化粧広め、中国市場を拡大――第6部〈融合競演〉
東京・汐留の資生堂。中国事業部の華黛臨(ホワ・タイリン)さん(28)は、開発に加わった中国専用の化粧品ブランド「ピュアマイルド」の製品を並べて語る。
「ターゲットは月収1千元(約1万4千円)から3千元の一般女性。化粧の習慣を持たない初心者層です」。洗顔フォームで39元(約550円)という商品を、人口500万~600万人程度の地方都市に投入する。 中国では「資生堂」ブランドは高価で、顧客は北京や上海の富裕層が中心だ。市場拡大には、もっと手頃な価格の新ブランドの強化が必要。てこ入れのため責任者に抜擢(ばってき)されたのが、在日華人の華さんだった。 福建省出身。99年に来日し、静岡産業大と青山学院大大学院でマーケティングを学んだ。05年に資生堂入社。
華さんは「ピュアマイルド」のサンプルを抱えて中国の地方都市へ飛び、女性たちに手に取ってもらって、香りや容器などの好みを探った。地方の女性の多くは、肌の手入れに無頓着だ。「手入れをしないと、肌は改善しない」「洗顔、化粧水、乳液の3ステップが大切」などと教えながら、市場を広げた。中国全土約6500店で販売する。 日中の美意識は異なる。「中国人は目が命」といわれるほど、中国では目元の美しさにこだわる。「文化に根ざした中国人の感覚は変わらない。彼女たちの好みに合わせつつ、お手入れの大切さなど日本の化粧文化の良さを広めたい」と華さんは語る。 資生堂グループは、約2万8千人の社員のうち約8500人が中国人。国内では華さんら10人の在日華人が主に中国戦略を練る。「ピュアマイルド」よりやや高級で、94年発売の中国専用ブランド「AUPRES(オプレ)」は、中国全土の百貨店など約750店で販売されている。
「女性は美しくなりたいと願う。なかでも美しく透明感のある肌へのあこがれは、アジア人ならではの共通点だ」と寺尾友規・中国事業部マーケティング開発部長は話す。アジア人女性の美意識が融合し、市場も一つになる。 ■漫画留学 プロ作家も
中国・広西チワン族自治区出身の女性、孫欣(スン・シン)さん(22)は、東京都新宿区の東京アニメーションカレッジ専門学校で学ぶ。「卒業したら日本のアニメ業界に就職し、腕を磨きたい」。作品が学校のパンフレットで紹介されたこともある。
日本でアニメを学ぶ中国人留学生が少しずつ増えている。関係者によると、全国で数十人が専門学校に通う。東放学園映画専門学校(東京都新宿区)で学ぶ浙江省出身の女性、劉妍(リウ・イエン)さん(24)もその一人。子どもの頃から日本アニメが大好きで、教科書で学ぶ前にアニメで日本語を覚えた。「中国で一流のアニメ監督になりたい」
プロの中国人作家もやってくる。広州の女性漫画家、丁冰(ティン・ピン)さん(27)は今年1月、角川グループホールディングスの招きで日本に研修に来た。大友克洋の「AKIRA」などから影響を受け、大学在学中にプロデビュー。中国古典を題材にした作品で、国内で最も権威ある漫画賞も受賞した。それでも、日本行きは夢だったという。
主役を描くことに集中する中国と異なり、日本の漫画は登場人物すべてを描き込む。角川書店の編集者、吉田さをりさんは「中国で有名でも日本では新人」と、ストーリーはもちろん、すべての登場人物や背景の描き方まで細かく指導した。「これまでは1人の人間だけ愛していた感じだけれど、いまは同時に10人を愛さなければいけない」と丁さんは言う。 新作は仙人を題材に、中国のセレブの学校を舞台にした恋愛ドラマ。日本の月刊誌で8月に連載を始め、中国の漫画誌にも掲載する予定だ。当初から日中双方の読者に向けた作品は異例だ。
中国でも、日本のアニメは絶大な人気がある。昨年8月、名古屋で開かれた「世界コスプレサミット2008」でも、南京から来た章力(チャン・リー)さん(23)と趙菁(チャオ・チン)さん(22)がアニメとゲームのキャラクターに扮して準優勝した。 ■祖国でドラマ化 好評
日本の人気漫画が中国でドラマになったこともある。SMG(上海メディアグループ)が08年、「テニスの王子様」を実写ドラマ化し、「網球王子」としてテレビ放映した。人気オーディション番組入賞の「イケメン」たちが出演したこともあり、ドラマは大ヒットした。
監修したのは、広告大手アサツーディ・ケイ(ADK)海外ライツグループ主任、陳ウェイ(王へんに韋、チェン・ウェイ)さん(45)。上海生まれの女性で北京育ち。放送関係の大学を出て、89年に来日した。91年からADKグループで、CM制作やアニメビジネスにかかわってきた。
ドラマは舞台を中国に移した。設定やストーリーは微妙に変わる。一方、主人公のクールなキャラクターは変えないまま、どう実写化するか。陳さんは制作するSMGの意向も踏まえつつ、原作の出版元の集英社に毎週通って落としどころを探り、日本の漫画が中国で新たな娯楽作品に生まれ変わるのを手助けした。
「考え方や習慣をすり合わせて一つにすれば、新しい市場が生まれる。それこそ私がやるべきことだ」と陳さんは話す。
中国政府は「国内アニメ産業の振興」を理由に、日本アニメの輸入・放映を制限している。だがインターネットを通じて、日本アニメや漫画の情報は中国に流れ続ける。
異なる価値観がぶつかり、融合する時、新しい「ハイブリッドな文化」が誕生する。その最前線に在日華人たちがいる。(竹端直樹)
『朝日新聞』 シリーズ「在日華人」2009年7月5日3時8分
本文来源:https://www.wddqxz.cn/2e42e9ea172ded630b1cb682.html