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研 究 計 画 書
志 望 専攻名 希望する 指導教員 研究課題
言語文化学専攻
第1希望
志望教育 研究分野
言語情報学分野
第2希望
ふりがな 名 前
未 定
「ちょっと」について
1.研究と背景と目的
日本語は難しいとよく言われる。文法や敬語が難しいということもあろうが、筆者は真の難しさはどのような場面で、どのような言い方が適当であるかという、日本語らしい言い回しにあるではないかと思う。一般的に、言葉によるコミュニケーションは人々の間に起こるものである。その中には相手や話題などに対する話しての何かの配慮や気配りといったものを含んでいる。 しかし、日本語を学ぶ学習者、特に日本国外で学んでいる学習者にとってこの自然な言い回しはなかなか習得しにくい点である。そこで本稿では日本人がよく使う副詞「ちょっと」を取り上げ、中国語母語者とって間違いやすいところを考察したいと考える。 2.先行研究
2.1ちょっとの用法 1、プラス判断の例文
例1.この先にちょっといいレストランを見つけた。/前面有一家挺不错的饭店(句) 2、マイナス判断の例文
例2. この絵はいいけど、このあたりはちょっと…
/这幅画好是好,(但是)那一块就有点…(ちょっと) 3「ちょっとしたN」は「たしたことではない」
「あまり重要ではない」意味を表す使い方以外に、普通以上だと述べたい場合に使われることもある。これはやや控えめに判断・評価を述べており「かなりのN」で置き換えることができる。(グループ・ジャマシイ:2002)
例3. ちょっとしたお土産ですが、どうぞお受け取りください。/一点点特产、请笑纳。(漢語) 例4.彼の帰国は、周りの人にとって、ちょっとした驚きだった。
/他的回国,对周围的人来说是个不小的震动。(句) 4「ちょっと…ない」
グループジャマシイ(2002)や国際文化フォーラム(2002)では「ちょっと」と否定表現や「大変」(例10)「無理」「むずかしい」などの否定的な表現と共に使い、語調を和らげる言い方として説明されている。例7のBさんの言葉は「全然分からない」と言うことを婉曲に言っており、「尐し分からない部分がある」という意味ではないと述べられている。またグループ・ジャマシイ(2002)には否定を強調するが、普通以上にプラス評価する用法についても述べられている。 例5. A:田中先生の研究室はどちらですか。/田中老师的研究室在哪里?
B:すいません。ちょっと分かりません。/对不起,我不太清楚。(句)
2.2中国語と日本語の言い方の上での共通点
例6.ちょっと電話してきます。/我去打一个电话就来。(句)
この例文の中の「ちょっと」は実際の時間の長さに関係なく、話し手が短時間で簡単に出来るような動作だと思った場合に使われている。中国語でも同じような場面では「一个」、「一下」が使われ「短時間、簡単」という話し手の判断が表される。
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志 望 専攻名
言語文化学専攻
志望教育 研究分野
言語情報学分野
ふりがな 名 前
例7. A:田中先生の研究室はどちらですか。/田中老师的研究室在哪里?
B:すいません。ちょっと分かりません。/对不起,我不太清楚。(句) 例文7のBの発話「ちょっと…ない」は「尐し」の意味ではなく、「全然ない」の意味を表す。これは中国語中の「不太…」にもこの用法である。例えば例7の「ちょっと分かりません」の意味は「尐し分かりません」ではなく、「全然分かりません」ということである。そして、「不太清楚」の意味は「完全不知道」と言う意味を表す。中国語にも同じような用法がある。否定の言葉を省略して、話し手が省略した部分を相手の推量に任せている。 注意:「ちょっと分りません」はある場合には「尐し」の意味を表すことがあるので、使用するとき文章や会話の全体を考えなければならない。勿論この点は中国語にも当てはまる。 ②「ちょっとした+N」
例8. ちょっとしたお土産ですが、どうぞお受け取りください。 /一点点的特产、请笑纳。(漢語)
ここに「ちょっとした」を使ってお土産の重要性や価値が低くしている。謙遜の表現である。そしてこのような用法は中国語にもある。他人にお土産を送るとき「一点点…」「小小礼物」などを言って、謙遜する表現は中国語にもある。 ③「ちょっと…」
例9. この絵はいいけど、このあたりはちょっと… /这幅画好是好,(但是)那一块就有点…(ちょっと)
言いにくい言葉を省略して、話し手が省略した部分を相手の推量に任せている。 中国語の中にもこのような言葉を省略して気持ちを暗示する用法がある。 2.3中国語と日本語の表現のずれ aちょっと
例10. 客:すいませんが、柔らかい枕がありませんか。/请问有软枕头吗? 店員:ちょっと…/没有(ちょっと)
これは客が寝具店で買い物をしたときの店員との間の対話である。この場面での「ちょっと」は「尐し」ではなく客の問いに対して、「ありません」という、店員にとって言いにくい後件が省略されている言いよどみの表現である。この場合「ちょっと」を使うことによって、断定的な言い方が避けられ、表現が柔らかくなり、丁寧度が増加し、会話の潤滑油の役割を果たすことが考えられる。またこの場合の「ちょっと」は会話のイントネーションにもよるが「残念」、「すいません」などの意味も含んでいる可能性もあると思われる。しかし、この場合、中国語には一般に「ない(没有)」と直接に言うと思われる。「ちょっと」のような言葉を使わない。日本語学者はこのような対話を聞くと「ちょっと」を「尐し」の意味ととりやすい。
3.研究の方法
まず、先行研究を踏まえて例文を集め、それらのデータを分析し、話者の発話意図に関する問題なのでアンケート調査(日本語母語話者と中国人日本語学習者を分けて、さらに年齢別、外国人学習者の日本語能力レベルによって、それぞれ50名程度)を行い、調査結果を分析し、話者の発話意図を明らかにする。最後に「ちょっと」がどのようにつかうのか、中国語と何か違うのか、言語学の視点から分析していきたい。
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本文来源:https://www.wddqxz.cn/007acb02a6c30c2259019e6d.html