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青 春 と は 何 か
井上靖
若いということは、あらゆるものを並べて平等に美しき見せてくれる。神が青春という名の下に、人生の一時期に与う給うた不思議な魔術の季節である。若い人には美醜はない。みな一様に美しい。痩せていても、肥っていても、同様に美しいし、背が低かろうと、高かろうと、同じように美しい。軽薄なところや、意地の悪いことさえ、時には美しく見える。未熟なところも、至らないところも、若いということで許される。これほど大きい神からの贈り物はない。青春は神から与えられた大きな魔術のマントである。
ただ残念なことに、青春の時期は短い。あっという間に過ぎてしまう。神は魔術のマントをいつまでも貸しておいては下さらない。それの取り上げ方はかなり残酷である。当人は若い、若いと思っているうちに、いつか青春期から踏み出している。誰でも、永遠に青春期に留まっていたいが、そういうわけには行かない。新しいものが古くなるように、若いものは次々に若くなくなっていくのである。
魔術のマントを取り上げられ、青春でなくなってしまうと、人間は、厳しい判決台の上に載せられる。美しい人間もできれば、美しくない人間もできる。もう青春期だけに通用した甘えも、わがままも効かなくなる。美しい人は美しく、美しくない人は美しくないのである。
では、美しい、美しくないは、何で決まるかというと、それははっきりしている。その人の持っている内面的なものがすべてを決定する。いろいろな美しさがある。誠実な人は誠実な人だけの持つ美しさがあるし、一筋に生きている人は、一筋に生きている人の美しさがある。貧しさと闘って、それに耐えている人はそういう人だけの持つ美しさがある。反対に心貧しい人は当然なこととして美しくは見えないし、同様に心おごれる人もまた美しくは見えない。意地の悪い人も、怠惰の人も美しくは見えない。青春期には何でも美しく見えたが、青春期を過ぎてしまうと、もうそういうわけには行かなくなる。心の美しい人は美しいし、心の醜い人は醜いのである。
肉体的な諸条件は美醜を決定する要素にはなりえない。この点だけは神様は公平である。顔や姿態に欠点があろうと、四肢が完全でなかろうと、まず美醜とは無関係である。みめ麗しく生まれ付いている方が、そう生まれ付いていないよりいいには違いないが、そんなことは美醜の決定的条件にはなりえない。世の中には立ち居振る舞いの不自由な人にも、美しい人はたくさんいる。その心の内側にあるものが、その人を美しく輝いてみせているのである。
ともあれ、青春期は短い。若い人たちが考えているほど長いものではない。若い人たちは魔術のマントを取り上げられたときに備えて、自分の短い青春期を何物かで充実させなければならない。 その何ものかは、若い人の場合は、読書からしか得られないだろうと思う。一にも読書、二にも読書、三にも読書。古典的評価を得ている良書を読むべきである。
満 足
乙武洋匡
――五体満足でさえいてくれれば、どんな子でもいい―― これから生まれてくる子供に対して、親が馳せる思いはさまざまだろうが、最低限の条件として、上のような言葉をよく耳にする。
だが、ボクは五体不満足な子として生まれた。不満足どくろか、五体のうち四体までがない。そう考えると、ボクは最低条件すら満たすことの出来なかった、親不孝な息子ということになる。
だが、その見方も正しくないようだ。両親は、ボクが障害者として生まれたことで、泣き悲しむようなこともなかたし、どんな子を育てるにしても苦労は付き物と、意にも介さない様子だった。何より、ボク自身が毎日の生活を楽しんでいる。多くの友人に囲まれ、車椅子と共に飛び歩く今の生活に、何一つ不満はない。
胎児診断、もしくは出生前診断と呼ばれるものがある。文字通り、母親の胎内にいる子供の検査をするというものだが、このとき、子供の障害があると分かると、ほとんどの場合が中絶を希望すると言う。 ある意味、仕方に無いことなのかも知れない。障害者とほとんど接点を持たずに過ごした人が、突然「あなたのお子さんは、障害者です」という宣告を受けたら、やはり育てていく有気や地震はないだろう。ボクの母も「もし、私も胎児診断を受けていて、自分のお中のなかにいる子に手も足も無いと言うことが分かったら、正直に言って、あなたを生んでいたかどうか自信がない」という。 だからこそ、声を大にして言いたい。「障害を持っていても、ボクは毎日が楽しいよ」。健常者として生まれても、ふさぎこんだ暗い人生を送る人もいる。そうかと思えば、手も足も無いのに、毎日にノー天気に生きている人間もいる。関係ないのだ、障害なんて。 そうしたメッセージを伝えるためにも、この本のタイトルをあえて「五体不満足」という、少少、ショッキングなものとした。五体が満足だろうと、不満足だろうと、幸せな人生を送るには関係ない。そのことを伝えたかった。身体に障害をお持ちの方、で、この「五体不満足」というタイトルを見て、不快に感じた方もいらっしゃるかもしれない。だが、そうしたボクの意図に、理解をしていただければありがたい。 (「五体不満足」 講談社)
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