日语学习阅读理解练习 (28)

2022-07-08 10:19:14   文档大全网     [ 字体: ] [ 阅读: ]

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日语学习,阅读理解,练习,28

河童~人を水中に引きこむカッパ

むかしむかし、滝のあるふち(→川の深いところ)に一匹のカッパが住んでいました。

 このカッパは、頭の上の皿をどんなものにでも変えられるという、ふしぎな力を持っています。

 ふちのそばで美しい花を咲かせたり、大きな魚にして、それを人がとろうとしたとたん、腕をつかんで水中深く引っぱりこんでしまうのです。

 このカッパのために、これまで何人の人が、命を落としたかしれません。

 このふちの近くの村に、上野介(こうずのすけ)というさむらいが住んでいました。

 村でも評判の力持ちで、米俵(こめだわら)を片手で軽く持ち上げ、ぬかるみに落ちた荷物いっぱいの車でも、らくらくと引っぱりあげることができました。

 ある日のことです。

 町からの帰り道に、上野介がこのふちのそばに来ると、目の前にきれいな女のかんざしが浮いています。

 よく見ると、お城のお姫さまがさすような立派なかんざしで、村の娘の手に入るような品物ではありません。

「これは、いいものを見つけたぞ」

 上野介は思わず手をのばして、このかんざしをとろうとしました。

 そのとたん、水の中から青白い腕がのびてきて、上野介の手首をつかみます。

 上野介はビックリして手首をひっこめようとしましたが、その力の強いこと。

 いまにも水の中へ、たおれそうになりました。

 しかし、さすがは力持ちで知られた上野介です。

 ぎゃくに、もう一方の手で青白い腕をつかむと、上へ引っぱりあげようとしました。

 どっちの力も強くて、引っぱったり、引っぱられたり、なかなか勝負がつきません。

 それでも、上野介が思いきり力を入れてふんばると、一匹のカッパが姿を現しました。

(カッパのしわざであったか)

 上野介は、そのままカッパを上に引きあげると、うしろへほうり投げました。

 バコンという音がして、カッパはうしろの岩にたたきつけられます。

 上野介はホッとして、カッパのそばへかけよりました。

「あぶないところだった。考えてみれば、かんざしが水に浮くわけはない」

 いいながらカッパを見ると、気を失っているだけで、どこにもけがをしていません。

(さすがは、ふちの主だけのことはある)

 上野介は、近くの木のつるをとってカッパをしばりあげると、肩にかついで家につれかえりました。

 屋敷の者たちは、カッパを見てビックリ。

「なるほど、これがカッパ

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