流星花园日版 日语台词第4集

2022-05-23 12:02:05   文档大全网     [ 字体: ] [ 阅读: ]

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『初めての朝帰り!?』

「平凡だった私の人生に、また、すごい人が現れた。 花沢類は、静さんを追ってパリに行っちゃった。

そして、大ッ嫌いなあいつが、とんでもない行動に出た!」

道明寺司(松本潤)に、突然デートに誘われたつくし(井上真央)。 まさか待っているはずはないと思い、待ち合わせ場所に行ってみると…。 なんと、道明寺は降りしきる雨の中、ずぶ濡れになって待っていた。

「あのぉぉぉ・・・。」恐る恐る司に声をかけるつくし。 「牧野!」司はいきなりつくしを抱きしめる。 怯えるつくしに司が言う。 「寒い・・・。」

雨の中、つくしの背後から抱きしめる司。

二人のぎこちなささが表れていて、いいシーンでした。

我に返り、司の手をほどくつくし。 「ちょっと!

いきなり抱きついて何考えてんのよ!」 「まあとりあえず無事で良かった。

心配してたんだよ、事故ったんじゃないかと思って。 遅刻の理由をきかせてもらおうか。 理由しだいじゃぶっ殺すからな!」

「誰も来るなんて、返事してないでしょ!」 「来たじゃねーかよ!」 「え?」

「実際お前、こうやってここに来てるじゃねーかよ! もしかして、お前、俺に惚れてんの?」 「はぁ!?」怒って帰ろうとするつくし。

「待て待て!ハックション!」司、くしゃみ連発。 振り返ると司は座り込んでいる。 「ダメだ、寒ぃ~。」

つくしはためらいながらも司に傘を差し出す。 「温かいお茶ぐらい奢るから。」 「あたりめーだ、バーカ!」 「むかつく!」

「とっとと行くぞ。」 「え!?ちょっとぉ!」

先に歩き出す司。つくしは自分のがま口財布を確認してみる。 小銭しか入っていなかった。

「ここにしよう!ここの4階。


恵比寿一安くて美味しいって評判のケーキセットがあってね。」 「やってんのかよ、ここ。

つーか、異様にキタネーな、このビル。」 「文句言わないでさ。」 「やめようぜ。

こんな所でお茶するなんて、俺のプライドがゆすらねぇ。」 「ゆすらねぇって、何いま。噛んだの?マジなの?どっち?」 こういう時のつくしのとまどう表情が可愛いです。

先に歩いて行ってしまう司を追うつくし。

すると、つくしはアンケートをお願いします、と男に声をかけられる。 戻ってきた司は男にパンチ!

結局二人はその古いビルへ。エレベーターに乗り込む二人。 「あのさ・・・

いきなり人を殴るのはどうかと思うんだけど・・・。」

人の恋路を邪魔するやつは、馬に蹴られて痛かったってな。」 「え?それは何?ギャグで言ってんの?」 「つーか、ここのケーキは本当に美味いのか? 俺のベロは相当に肥えてるぞ。」

「ベロって・・・。もしかして日本語弱い系?」

「日本語に強いも弱いもねーだろうが。言葉なんだから。」 「バカなんだ・・・。」

4階のボタンを押すつくし。 「あれ・・・付かないなぁ。」

「オイオイオイ。壊れてんじゃねーのか!?」

そのとき、大きな物音が。エレベーターが止まってしまったのだ。 「うっそぉ・・・。」 「うそだろ。」 携帯も圏外。

「お前のせいだぞ!」 「すいません・・・。」

暫く待ってみたが誰も助けには来なかった。 「仕方ねーな。天井空けて脱出するぞ。」 「え!?」 「乗れ。」 「は?」

「肩車するから。ほら。」

「い、いやだよ、肩車なんて。」 「何恥ずかしがってんだよ。」

「は、恥ずかしがってなんかないし。」 「だったらほら。早くしろよ。」


つくしを担ぐ司。

「何すんのー!降ろしてよー!」つくし、司の頭をバシバシ叩く!

エレベーターの天井を開け、その上に這い出る二人。 だが、外に出られそうなところはなかった。 「ダイハードっていう訳にはいかないか。」 「どうしよう・・・。」

「うわぁぁぁぁぁぁ!!」司が突然叫び始める。 「なに!?」

「ダメだ。ガマン出来ねー。」

「ちょっと!何やってんのよ、変体!」

「ションベンだよションベン。向こう向いてろ!」 「最低!もぅ!」

つくしはそう言い向きを変えたときに足を滑らせてしまう。 「助けてーーーー!!」

「何やってんだよ、お前は!」 「怖いよ、怖いよ!」 「ほら、つかまれ。」

「やだ!手~洗ってないでしょ。」

「バカかお前は!そんなこと言ってる場合じゃねーだろ!」 「怖い!汚い!死にたくない!」 「ほら!」

つくしが司の手を掴む。その手を強い力で引き上げる司。見つめ合う二人! だが勢いで二人はエレベーターの中に落ちてしまう。 「牧野・・・。」

司がつくしを見つめる。

「ちょっと!変なことしたら、許さないからね!」 「俺さ・・・」少しずつつくしに近寄っていく司。 「ちょ、ちょ、どうしたの?落ち着いてよ、ね!

ヤダ!発情しないでしょ!来ないでー!来ないでーー!!」

「危機一髪!」

その頃牧野家では、母の千恵子(石野真子)、父の晴男(小林すすむ)、 弟の進(冨浦智嗣)が四字熟語の勉強中。 つくしの帰りが遅いことを心配していた。

「いやぁぁぁ!お願い!止めて!こんな所で何考えてんのよ!?」 自分に覆いかぶさった司を突き放した時、つくしは司が高熱を出して いることに気付く。

「いやだ。すごい熱・・・。」

寒がる司に、つくしは持っていた薬を飲ませようとする。 「口あけて。」

「え・・なんだよ・・・。」


「ほら、薬。」

「医者が調合した薬じゃないと、」 「黙って言うこと聞いて!」

司はつくしに怒られ、素直に従う。

「朝には、誰か来ると思うから、頑張って。」

つくしはそう言い自分のジャケットやマフラーで司を暖める。 「お前・・・寒くねーのかよ。」

「貧乏人は寒さに慣れてるから大丈夫! 私は雑草のつくしだから。」 「・・・悪ぃ・・・な。

ま、元はといえば、遅れて来たお前が悪いんだけどさ。」 弱気な司に微笑むつくし。 「何だよ。」

「F4のリーダーの貫禄、まるでナシだねー。」 「うるせぇ。

・・・赤札さ・・・撤回すっからな。」 「え?」

「ちゃらには、なんねーかもしんえねーけど。」 「冗談じゃないよ。」 「え?」

「そう簡単に許せると思う?」

つくしに睨まれ、司はしばらく考えたあと、微笑みを浮かべ、 そして眠りに付いた。

司の寝顔を見つめるつくし・・・。

エレベーターで眠る二人。

寒さに耐えながら寝返りを打つつくしは、

いつのまにか司に寄り添うように眠っていました。 二人の間に、初めて穏やかな時間が流れました。 司のあんな微笑を見たのは初めてかもしれませんね。

早朝、エレベーターのドアが開けられる。 「ちょっとちょっと!何してんの?

ダメだよ、取り壊し前のビルに、勝手に入っちゃ。 そういうのはね、ホテルでやって!」

工事関係者(我修院達也)が二人を冷やかす。

「一人で、帰れる?」 「ああ。牧野、あのさ、」

「なんか、本当に、ごめんね。私のせいでこんなになっちゃって。」 「じゃあ落とし前つけろ。」 「え?」

「お詫びしろって言ってんだよ。」 「お詫びって・・・。」


戸惑うつくしに、司の顔が近づいていく。

この時の二人の様子が、のちに写真に撮られてしまいます。 早朝の街中、誰が撮ったんでしょう!?

「ストップ!

それで・・・したの?キス。」

お見舞いに来てくれたつくしに桜子(佐藤めぐみ)が聞く。 「するわけないじゃん。

気色悪いし、速攻で逃げたよ。」 「そう・・・。

でも、家族の人、心配したでしょう?」 「もう、最悪!」

つくしの朝帰りに、母はただ泣き続け、

父は「何の連絡もしなくて、どういうつもりだ!」と泣き、

「僕は、そんなふしだらなお姉ちゃんに、育てた覚えはないよ。」と泣く。

「初めての朝帰りだったのにさ・・・。」つくしが桜子に言う。 「学校、辛くなかった?」

「それが・・・ヤバイことになっててさ。」 「やばい・・って?」この時の桜子の表情。

翌朝、学園中の生徒たちの態度が豹変し、つくしに対して友好的に。 百合子たち3人トリオの姿にファイティングポーズを構えるつくしだが、 3人は「ふん!」と睨みつけ行ってしまった。

他の生徒たちは、「ツッキー!」と大歓迎ムード。

『F4初スキャンダル 道明寺さんと牧野つくし 早朝キス 禁断の密着愛』

なんと密着して寄り添う二人の写真が、何者かの手によって掲示板に 貼り出されていたのだ!

「良かったね、ツッキー!」 「羨ましい!」

生徒たちの羨望のまなざしがつくしに注がれる。

「それで、学校中の人の態度が、いきなり変わったの?」桜子が聞く。 「うん。」

「嘘でしょ・・・・。」 「しかも、道明寺もさ。」

カフェテリアに現れるF4。


司はつくしの前に歩み出て、「よぅ。」と声をかける。 どよめく生徒たち。

「司、この記事マジなの?」掲示板に貼られた新聞に気付いた美作(阿部 力)が聞く。 「あ、それはね、」弁解しようとするつくし。 「ああ、マジだよ。」 「えぇ!?」

「オイオイ!司もいよいよ大人の仲間入りか!」と西門(松田 翔太)。 「まあな。」 「ちょっとぉ!」

「道明寺さんさ、つくしちゃんのこと、本気で好きなのかな・・・。」 「まっさか!

あ、でもさ、赤札は撤回するって言われたから、もう大丈夫だよ。 学校、出てきなよ。」

「ほんとに、大丈夫かな・・・。」 「うん!」

つくしの笑みに桜子も微笑む。

ふと、ベッドの脇に置かれた『EITOKU KINDERGARTEN』と書かれた アルバムに気付き手を伸ばすつくし。 「ダメ!!」

桜子は、すごい勢いでそれを奪い取りその上に覆いかぶさった。

=道明寺家=

西門、美作は司につくしのことを本気なのか聞いていた。

「俺らはさ、最後には親が決めた相手と一緒にならなきゃいけないんだぞ。 本気になればなるほど、最後に傷つくのは牧野の方だぞ。」 「俺は傷つけない。

俺は、牧野を傷つけるようなことは、しない。」 司は二人に、あの日本当は何もなかったと話す。 一晩一緒にいたのに何もなかったことを驚く二人。

「最終的には、流れでなんとなーく、添い寝までいっちまったよ。 ヤーバイなー。これはマジで。 責任取んなきゃなー。

あ!そうだ・・・そうだそうだそうだ!!」

司はやりかけのジグゾーパズルを残し、一人、部屋を飛び出していく。

つくしを傷つけるようなことはしない、と言い切る司、 カッコいい!

恋モードの司は可愛い!(笑)

この3人。司はジグゾーパズル、西門はトランプ、美作はダーツと 3人別々のことをして遊んでいたんですね。(笑)


お互い気を使わずにマイペースでいられる仲の良さの表れかな。

バイト先の団子屋で、優紀(西原 亜希)が今度ダブルデートしようと 誘う。

「ほんと羨ましいよ。優紀がさ。

好きな人と好き同士になれてさー。」 「まだ忘れられない?ビー玉の王子様。」 「え?」

花沢類(小栗旬)のことを思い出すつくし。

「忘れちまいな。男を忘れるには新しい男だよ。 新しい恋が、傷ついた心を癒してくれる。

かつて私が愛した男でね、ジョンって呼ばれた男がいてさ。 ジョンに優しく耳元でささやかれると、何でも忘れられたよ。 ジョーーン!

下の名前は、レノンっていってね・・・。」

「えぇ!?」「つまりそれは、ジョンレノン!?」

「丸いメガネがお似合いで、ロン毛の優しい男だったわ。

どんなに落ち込んだ時だって、アイツが優しい声で語りかけてくれるだけで、 本当に何もかも忘れさせてくれてね。

思わず平和を願わずにいられなかったなー。」

「女将さんって、本名、オノ・ヨーコじゃないよね!?」 「あいつ、カッコつけてるけど、そもそもカブト虫なんだよ。 笑っちゃうわよね。」

「一体いくつだ、女将さん・・・。」

女将さん、タイガーマスクに続いて今度はジョン・レノン。 次は誰が登場するのか!?

『急がば回れ。

愛されたければ、まず、あなたが愛しなさい。』

姉・椿(松嶋 菜々子)の言葉を胸に、司が向った先は・・・。

「新しい恋が、傷ついた心を癒してくれる・・・か。」

バイトを終えたつくしは、類のハンカチを見つめながら呟く。 司のことを思い浮かべる自分に、 「ナイナイナイナイナイ!

あり得ないっつーのーーー!!」

「何でよ!何であんたがここにいんのよ! つーか、靴脱ぎなさいよ!!」 なぜか我が家にいる司!

土足のまま出されたイスに腰掛ける司は庶民の食事を珍しそうに食べていた。 「何で!?」 「まぁまぁまぁ!


昨日の朝帰りのこと、きちんとお詫びしに来て、道明寺さん。」と父。 「何で道明寺財閥のご子息と一緒だったって言わなかったの?」と母。 「だって・・・。」

「これからも、うちの娘と末永く、末永く、お付き合いの程 よろしくお願い申し上げたてまつります・・・。」 父・母・弟が正座をして頭を下げる。 「いやいや、こちらこそ。」

「ちょっと、何言ってんの!?」とつくし。 「お兄様。おビール召し上がりになりますか?」 「おぉ!悪いな、弟。」 「かしこまりました!」 「えー!酒はまずいっしょ!

つーか何で仲良くなってんの!?」

「家族なんだからねー!」盛り上がる4人! 「話あるからちょっと来て!」 つくしは司を連れ出す。

その頃、秘書が道明寺財閥の代表、楓(加賀まり子)に報告を入れる。 「司さまのお部屋に、作りかけのジズゾーパズルが。

司さまがパズルに没頭したあと、代表と衝突することが多かったものですから。」 「ほほほほ。そうだったかしらね。」

「出すぎたことを言いました。大変申し訳ありません。」 「西田、司の動向を調べなさい。」

Sunday's Sun

「なーんで誰もいないんだろう。」人っ子一人いない店内に不審がるつくし。 「ここ買い取ったから、さっき。」 「ああ、そう。・・・え”!?」

「話あんだろ?二人っきりの方がいいと思って。」 「そんだけの理由で買い取っちゃったの?」 「でもマジ、感動だったよ。

俺、貧乏な家初めてだったからさ。」

「あのね、うちの家族は、あなたとは全く価値観が違うし、 いきなり訪ねてくるようなマネしないでくれるかな。」 司はつくしが握り締めているハンカチに気付く。 「それ類のじゃねーか。」 「え?」

「返しそびれたのか?」 「ん、まぁ。」

「お前、類のこと、好きか?」 「え?」

「今でも、静を追いかけていった今でも、類に惚れているのか?」 「・・・別に。あんたには関係ないでしょ。」

「関係なくねーよ。類はよ・・・リンゴが好きなんだよ。」


「は!?」

「でもあいつは、リンゴは、すったリンゴしか食わないんだよ。

でも俺は、リンゴは豪快にかじらないと、男らしくねーと思ってた。」

リンゴをすりおろす類に、司がイライラしたように言う。 「おい類!そんなにシャカシャカすってんじゃねーよ! お釈迦様になっちまうぞ!」

「大丈夫。うちは、クリスチャンだから。」

「司、リンゴはアップルティーで充分さ。」と西門。

「総二郎!何でもかんでもお茶にすればいいってもんじゃねーだろう。」 「いいじゃないか、司。さぁ総二郎、チャチャでも踊ろうか?」と美作。 「言っとくけど僕は加藤茶とは何の関係もないからね。」 そして二人は踊り始める。

「あいつを初め、みんな俺の言うことに、全く耳を貸そうとしない。」

「おいお前ら、リンゴはこうやって食うもんだぜ。

歯槽膿漏になったかどうかだって、いち早くわかるんだぜ。」 リンゴにかじりつく司。

「僕には、そんな加山雄三みたいなマネ、出来ないよ。」と類。

「ちょっと待って!

ほんっとうに花沢類がそう言ったの?」つくしが聞く。 「多少のファクションは入っているけど気にすんな。」 「もしかしたらフィクションって言いたい?」

「とにかくだ。俺は、どうしてもすりリンゴをやめない類が、 俺の食い方を否定する類が、許せなくてね・・・。」

「類!すりおろしたリンゴを食い続けると、 若ハゲになる確率が高いらしいぜ。」

「え!?」類は食べていたすりおろしリンゴの皿を落とす。

「それ以来、あいつは、大好物だったリンゴを口に出来なくなっちまった。 俺は、類から大好物を奪っちまったんだ。 去年の春先のことだった。

しかも、若ハゲになるっていうのは、

その時に、口から出たでまかせだったんだ。」

「あの・・・何が言いたいのかさっぱりわからないんですけど・・・・。」 「つまり、俺は、類に大きな借りがあるんだ。」 「実話!?」 「大筋はな。」

「あぁ!だから空港で・・・。 よくわからない・・・。」

空港で司が類にリンゴを投げたときのことを思い出すつくし。


「だから、お前が、類に惚れてんなら、俺は・・・」 「あの、万が一、万が一私が、花沢類を好きだとしても、 あの人には静さんがいるし。」

「お前に本気で惚れられたら、類だってお前に惚れちまうよ。」 「え!?」

「俺が認めた女なんだから。 そうに決まってる。」

司が真剣な表情でつくしを見つめる。

その視線の熱さに、つくしは思わず視線を外した。

二人の様子を双眼鏡で覗く人物・・・。 つくしの家族だ!!

「がんばれ、つくし!」

「平成のシンデレラになるのよ!」 「玉の輿も夢じゃないんだよね!」 「ビールいっぱい飲むぞー!」

「じゃあ僕お金持ちになったら、ゲーム買ってぇ。」 「買う買う買う!」 「玉の輿!玉の輿!」

家に戻ったつくしを、家族は浮かれモード全開で出迎えた。 「あのさ!私思ったんだけどさ、 あいつ、本物のバカかも。」

「あのお方は本気よ、つくし。」母が言う。 「そんなワケないよ。」つくしが呟いた。

その日も桜子は学校に姿を見せなかった。

つくしは級友に、学校の帰りにクラブに行こうと誘われていた。

つくしがバイト先の優紀に休むと連絡を入れているところに、 西門と美作が車で乗りつける。 「牧野つくしいますか?」と美作。

「すみません。今日はちょっとお休み、」 「君、牧野とは仲いいの?」

「まぁ。中学まではずっと一緒で。」 「じゃあ親友だ、牧野の。」と西門。 「まぁ・・・。」

「ちょっと時間ある?付き合ってほしいんだけど。」西門、ウィンク! 「あの、今、ちょっと、バイト中なんで!」焦る優紀。

「いいからいいから!」優紀の腕を掴み店を出ようとする西門。 「あ、ちょっと待って!女将さーん!」女将に救いを求める優紀。

「ちょっと、何してるんですか!」

「ちょっとこの子借りていきますね。」と西門。


「何バカなこと言ってんの。警察呼ぶわよ。」 「ぜーんぶ、買いますから。

ここにあるもん。」両手を広げてそう言う美作。 「気をつけていってらっしゃい!」 「早いな、切り返し。」

「カードでいいですか?」と美作。

「・・・似てるわ・・・。私のかつて愛した男に・・・。」 美作スマイル!

マダム・キラーな美作です。(笑)

初めてのクラブに圧倒されるつかさ。

クラスメートが、一人たたずむ男性(半田健人)をカッコイイと騒ぎ出す。 「なんかさ、ちょっと花沢類さんに雰囲気似てない?」 「わかるわかる!」

その言葉につくしも思わず視線を送る。 するとその男がつくし達の方へやって来た。 「どうも!」

「どうも!」クラスメートたちが返事する。 「私ちょっと、トイレ行ってくる。」

つくしが席を外し、少し離れたところからその男を見つめる。 「ほんとに、雰囲気似てるかも・・・。」

男がつくしの視線に気付き、ウィンクを送った。

=西門家=

着物に着替えた総二郎が優紀に言う。

「司は周りが見えなくなるタイプだからさ。

俺は司と牧野が付き合うのは基本的にはOKなんだけどね。 司に気を持たせるようなことしないでほしいんだ。」 「そんなの本人たちの自由だと思います!

他人が口出すことじゃないんじゃないかな。」 「お互い遊びならいいんだよ。

でも本気になっちゃ、あとで色々面倒なんだよ。わかる?」と美作。 「わかりません。」

「わからないよね。」西門が言う。

「あなた達の言ってること、さっぱりわかりません。 失礼します。」

「あ、ちょっと。」美作が優紀を引きとめようとする。 「やめとけ、あきら。

俺あーいうの、一番ニガテなタイプだわ。」西門がそう言った。

つくしが一人テーブルで退屈そうにしていたとき、店に来た一人の 女性に驚く。 「桜子・・・?」

派手な服装のその女性はすぐに人ごみの中に消えてしまった。


「んなわけないか。」

そこへ、先ほどのイケメン男性がやってきた。 「ねーねー。これ。」グラスを差し出す。 「お酒・・・ですか?」

「ううん、違うよ。ウーロン茶。」 「あ、すいません。」 「カンパイ!」

つくしもグラスに口をつける。 「名前、なんて言うの?」 「牧野、つくしです。」

「へー。つくしちゃんか!可愛いよね。」 「いや、そんな。」

「ね、これから二人で抜け出さない?」 「え!?いや、でも・・・。」 「いいじゃない、行こう!」

男に連れられ店を出ようとしたとき、つくしは足元がよろけ、視界もぼやけ・・・。

気が付いたときはホテルのベッドに一人でいた。 「夢か・・・。」

部屋中に自分の服が脱ぎ散らかされている。 「あれ!? !!

夢じゃない!

あのあとどうしたんだ!? まさかあの人と!? どうしよう!

私は一体、何をしてるんだぁ・・・」

「やってない。絶対にやってない!

初めてのときは、血が出るって言うし・・・。」

家に戻り制服に着替えたつくし。学校に行こうとすると、司が待っていた。 「おい!!」 「え!?」

「もう昼前だぞ。何やってんだよ!?」 「もしかして、待ってたの!?」

「待ってねーよ。たまたま通りかかっただけだよ。」司が運転手に合図を送る。 「だって全然方向違うじゃん。」 二人の前に車が停車する。

「ごちゃごちゃうるせーんだよ。ほら、乗れ!」

つくしは道明寺の車で学校へ。そして二人は一緒にカフェテリアへ。 「F4とランチ!?」 「羨ましい!」

「許せない!絶対に許せない!」悔しそうな百合子。


学校へ登校してきた桜子も鋭い視線を送っていた。

「ほら、好きなだけ食え。」司がつくしにランチを差し出す。 「いいよ。」

「普段ロクなもん食ってねーんだろ。遠慮すんな。」 「ほら、私お弁当あるし、ホントいいから。」 「男に恥じかかせんじゃねーよ!」

「昨日さ、どこに行ってた?」 「え!?

昨日牧野のバイト先に行ったら休みだって言われたからさ。」西門が聞く。 「あ、来たんだ。昨日は、ちょっとね。」つくし、しどろもどろ。 「まさか男遊び!?」 思わずむせ返るつくし。

「おいおい。本当にそうなのか!?」

「なーんだ、見かけによらずそういうタイプ。」 「私は、」

司がテーブルを叩いて立ち上がる。 「牧野がそんな女なワケねーだろ!

いくらお前らでもな、寝言は寝ているときに言うもんであって、 起きてる時に言うのは寝言じゃないわけだから、 寝言なら、起きてる時に言ってもいいけど、

寝言じゃないなら、起きてる時に言う・・もんであって、 起きてる時に言うことは、寝てないから、」 「・・・何言ってるの?」とつくし。

「自分で言って、わかんなくなっちゃった?」と西門。

「うるせー。つまり、寝言はラム睡眠の最中に言うんだよ!」 そう言い司はテーブルから離れる。

「いや、レム睡眠だと思う。」とつくし。 「ラム睡眠!」と美作。

「何で、子羊の肉!?」と西門。

「よっしゃーーーっ!!」生徒たちに向って両腕を振り上げ叫ぶ司。 生徒たちから歓声が沸く。

右を向いて「ヨッシャー!」。左を向いて「ヨッシャー!」。 「力技だよ。」と西門。

気を取り直したのか、司はつくしに笑顔でウィンク! 「・・・・・」

その時つくしは、生徒たちの中に桜子の姿を見つけ、その後を追うが 見失ってしまう。

優紀とお茶するつくし。

「バレたらさいっこうにヤバいよね。」 「つくし、本当に何もなかったのよね!?」


「ナイナイナイナイナイ!絶対に、ない!」

「いい加減な気持ちで道明寺さんと接しない方がいいよ。」 「何?どうしたの、優紀。」

「ダメならさ、嫌なら、きちんと断るべきだよ。」

「いや、だってさ、断るも何も、道明寺が本当に私のことを好きだなんて 思えない。」 「好きだよ。」 「え?」

「道明寺さんの友達とかも、本気で二人のこと心配していたし。」

「でも、優紀さぁ、あの二人はほんと、とんっでもないプレイボーイだから、 気をつけたほうがいいよー。」

「あの二人のことはよくわからないけど。 二人から色々話を聞いて思ったんだけど、 道明寺さんって、本当は寂しい人みたいよ。 親からも冷たく突き放されて育ったんだって。

屈折したところがあるのも、そういうところからきてるんじゃないかって。 心のどこかでね、ものすごく、愛に飢えている人なんだって。」

家に帰ったつくしはお風呂に入りながら考える。 「愛に飢えてる・・・って。 はぁ・・・。

あんだけ酷いことされてたんだよ。 よくわかんないよ・・・。」

翌日、学校へ行くとみんながつくしを避けていく。 百合子たちがつくしの前に立ちはだかる。 「サイッテーね、あんた!」

「道明寺さんの彼女面して、いい気になって!」 「信じられない、たぶらかすなんて!」 「何言ってんの?

ワケわかんないこと言わないでよ。」 「おいで!ツッキー。」

百合子がつくしの髪を掴み引きずるように連れていく。

「見なさいよ!」

百合子がカフェテリアのあるテーブルに連れていく。

『ご自由にご覧下さい』と書かれた布が何かの上にかぶせられている。 百合子が布を外すと・・・

そこには、つくしが誰かに寄り添い眠る写真が何十枚も置かれていた。

「・・・何で!?」呆然となるつくし。

「あんたのしてることは女として、最低のことだよね!」 「違うの、これは、」


「何が違うのよ!」

「道明寺さんだけじゃなく、あんたは、英徳の人間すべてを騙してたって ことなんだからね!」

「今までみたいに手ぬるいマネじゃすまないからね!」 「覚悟しなさいよ!」百合子がつくしの髪を掴んで言う。

「何やってんだ、お前ら!」 道明寺が駆けつける。

「お前らこんなことしてタダで済むと思うな、」 「これ見て下さい。」つくしの写真に呆然となる司。 「違うの、道明寺!」

「・・・どういうことだ、牧野。」

「誰かに、騙されたんだと思う。私のこと気に入らない誰かが、」 「・・・・・」悲しげな表情でつくしを見つめる司。 「信じて・・・。」

司は黙ったまま、その場を後にした。

生徒たちから歓声が沸く。

そして悪意に満ちた目でつくしを見つめる。

そんな中、桜子が、呆然と立ち尽くすつくしを微笑んで見つめていた。


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